10章 目覚めしバックパッカー旅 ギリシャ編

エジゲリ風(正確には食中毒)になった私はそこから二日間腹痛に悩み、どこにも出かけずホテルで寝る→トイレ→水分補給をひたすら繰り返すのであった。リセマラならぬゲリマラである。一体何マラソンしたのだろうか。。

気づけばエジプト出国の日。かなり腹痛に悩まされているが、とりあえず次の目的地のギリシャへ向かう。

ギリシャでは、初のドミトリー(なんかバックパッカー的な人が二段ベッドとかで住んで居る場所)だ。ドミトリーの感性が無理ならすぐに見切りをつけて違うホテルを取り直そうと決意し、空港行きのUberに乗り込む。

空港には相当早く着いたので、空港でゆっくりお土産を見ようとする。

残念ながらカイロ空港はそんなお土産も無くできることがないので、椅子を使って横になろうかと思ったが、手すりが一つ一つの座席についているタイプで泣く泣く着席。

まだまだ下しまくっているので、何度も何度も重い荷物を抱え、トイレに駆け込む。

食べていないので、出るものがないのだが水分だけが体から出ようとする。

あまりにも頻繁に同じトイレを使用するので、掃除のおばちゃんが明らかに不審がっていた。

「機内ではなんとか便意を我慢したい」新たな決意を持ち、2時間のフライトへ。

途中あまりにも食べて無さすぎてお腹が空きすぎたので、機内食を少し食す。当然食べた瞬間「ウッ」となる。腸が活性化したのか、お腹がすごい音を立てて、肛門を開けと脳に指令が出ているようだ。「これで出してはいけない。固めなくては。」そのまま、スマホでつまらない動画を視聴し眠ろうとする。便意VS睡眠今回の勝者はまさかの「睡眠」であった。

無事にギリシャに到着後、すぐにトイレに向かい、少し解放される。

この後はバスに乗り市内中央部へ行くのだが、Google MAPで調べたところ40分近く乗るようだ。「これお腹持つか?」と思いながら、バス乗車。

バスの中は乗車率150%位の人口密度。流石にここでは漏らせない。必死で肛門を抑えつつなんとか耐え、次は宿まで15分歩く。しかしここでアクシデントが。カタール、エジプトと比較的暑いエリアに滞在していたので、舐めていたが、ギリシャのアテネはまさかの9℃と非常に私の腸に攻撃的な気温となっている。「さっむー」と思いながら、便意と歩くスピードのバランスを考え、なんとかホテルへ到着。

ホテル到着寸前に猛烈な便意に襲われるも(足がガクガクなっちゃうレベル)チェックインする前にトイレを借りれなんとかひと呼吸。

その日はそのままベッドにダイブ(実際は他の宿泊者に迷惑かけないようにひっそりと身支度して寝た)

そして急な便意で起床。朝の四時にゲリで目覚める。これぞまさにファラオの呪いか。とりあえず一旦出し切り、もう一度寝る。

同室者が非常にうるさいので、ノイキャンのイヤホンをしてもう一度寝るが、また便意で起床「マジこれいつになったら治るの」と不安になる。

とりあえずしっかり睡眠をとり、若干元気になったので外に出て散歩してみると遺跡がゴロゴロ。おしゃれなお土産屋もたくさんあり、寒いので服が必要だと感じ10店舗位周り、その中で一番可愛かったスウェット(28ユーロ)を購入。私が持っている服の中でもかなり高価な部類に入る。

久しくまともに食べていないので、ギリシャ料理屋に入ろうとする。

どこにしようか散々考えた挙句、香港にいた時に調べていた、生ハムが無料で出たり、食後にはギリシャヨーグルトをサービスで出す大衆向けのレストランがあるとのことだったので、そこへ行くことへ。

レストランの中に肉屋が併設されており、肉だけを買うことも可能のようだ。そして、噂通り生ハム(実際はパストラミ)が注文しないでも出てきた。

あまりギトギトのものを頼むとまた、便意が酷いことになるので、ソーセージセットと赤ワインを注文する。「うまい!!こんなうまいのか」と食べ始めるも、味が濃すぎて四本目あたりからめっちゃ飽きる。赤ワインとはめっちゃ合うし最高に美味いんだけど、これ絶対シェアするタイプのやつやんけ。というわけで、後半は飽きながらも完食。でも素敵なレストランであることは変わらない。これはリピ確定。

食後はホテルに戻り、体を休めようとするが、またファラオの呪いが復活。

寝るまで何度も下し、体力を失いながら就寝。

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