カタールからエジプトの首都カイロまでのフライトは約3時間。ビジネスクラス以外はほぼほぼ満席の機内に乗り込みいざ出発。
機内は皆さん声が大きめで、ノイキャンのイヤホンのノイズキャンセルを超える声量で会話してらっしゃった。夜中の便なので眠れるかと思いきや、全然寝付けない。ようやくウトウトしかけて眠りについたと思ったら軽食を出され、隣の親切なおじさんに起こされる。(寝かせてくれ)
サービスにいちいち文句をつけるわけでないが、これが軽食なのか?というレベルの食事が提供された。しかもなぜかパンが2個付いてきた。少しだけ食し、また寝るもまた隣のおじさんに起こされる。どうやらあと少しで到着だから、座席のリクライニングを戻せと警告をしてくれたのだ。(これはファインプレー。ありがとうおじさん)あと少しで到着ということなので、外の景色を眺める。

すっごい砂漠感。だだっ広い砂地の中に線のように一本だけ伸びる道が見えた。そして少しずつ建物が見え始め、遠くにうっすらピラミッドが見えた。ウオォーとテンションが上がるも、また奥に別のピラミッドが。一体何個のピラミッドがあるのか。確か138だったか?
そんなこんなで機長のスーパーテクニックで、ほぼ揺れがない状態で着陸。到着は朝の6時すぎ。
エジプトはビザ(入国してもいいよチケット)が必要で事前に取ることもできるが、エジプトに関しては、アライバルビザ(到着してからビザ買えるシステム)の方がお得とのことなので、ビザがもらえる場所を探す。
ネット情報によるとビザは25USドルなのだが、お釣りは貰えないそう。ビザ発給の場所を結構探すも、全然見つからず。色々人に聞き、すっごい小さく「ビザココですよ」と書いてあった場所を発見。(もっと大々的にアナウンスして)
ビザ発給場所はまさかの銀行であった。まさか銀行でビザ取り扱ってるとは思わず、めちゃくちゃ探索して時間がかかった。「お釣りもらえないんだよなー」と30ドルを握りしめるも、前に並んでいたおっちゃんは100ドル札だけ持ってて「両替してくれー」って頼んできた。しかし、私も持ってない。やんわり断ると諦めて、ビザ発券のカウンターへ。
100ドルなら4人分じゃんと思っていたら、普通にお釣り返してくれていて「やったねおっちゃん!」と話しかけるも普通にスルーされた。
ビザ取得後は税関を通り、バッグをX線の機械に通す。気さくに話しかけてくる税関職員がバッグ受け渡しの際に金をせびってきてビビった。その後も空港を出るまでの20メートル位の間に金をせびられたり、タクシーのしつこい勧誘にあったりと、さすがエジプトじゃん。という気分になった。
事前に予習していたおかげでUberを呼べるエリアまで移動し、普通にUberで市街へ向かう。Uberのアプリでは自分を乗っけてくれる車のナンバーがスマホに表示されるのだが、エジプトの車のナンバープレートがアラビア文字(実際はインディアン文字)のニョロニョロで書かれているので、どの車が自分を迎えにきてくれている車なのかわからず、停車している5台位の車に「あなたが運転手?」と聞きまくった。マジでこれは大変。
そしてホテルのチェックインが12時で4時間以上行く場所が無いので、カイロ一番の市街地に降ろしてもらう。
適当にカフェか、レストランでも入ろう。と探索するも全く開いておらず、重い荷物を背負ったまま1時間以上歩き、ようやく一件のカフェを見つけた。
1時間歩いている中ですれ違う人が、ガンガン喋りかけてきたり、投げキスをしてきたり(当然男性)と本当にカイロはカオスである。
唯一開いていた店はカイロとは思えないほど綺麗なカフェで、イタリアンっぽいブレックファーストメニューが豊富だったので、香港でも滅多に食べられないサラダとスモークターキーのクレープを注文。想像以上に美味しかった。特にサラダの中に入っているクルトンがすごくて、二センチ角の立方体サイズのクルトンがゴロゴロ入っていて、口の中がズタボロになった。
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