12章 いにしえの香港の伝承③

私が香港に移り住んで一定時間経った際、室外機問題がまさかの自宅で起きた。

基本的に香港は住居が激狭なので、室外機はマンションの壁に付けられている。なので、壁から排出されてそれが外の道にポタポタと垂れていく。二十階建てのマンション(基本的に二十階以上が一般的)だと、80部屋以上の室外機から水滴が外の道に垂れることになる。

そんな室外機が我が家では詰まり、逆流するというハプニングが起きた。

というか、正確にはかなり前からなんかエアコンから水滴垂れてくるなぁと思っていた程度だったが、弱めの水道のチョロチョロくらいの勢いで流れてくるようになったのだ。

なんとか対応しようと初めは、バケツ(雨漏りの時に使う方法)での対処のように水を受け止めていたが、寝ている時に「ポタ」「ポタ」から、徐々に「ピチョン」「ピチョン」と水が溜まり、音がうるさくて寝れなくなってきた。

ちなみに朝起きると、何リットルか分からないが、とんでもない量の水が溜まっている。

エアコンを切ると暑すぎて眠れず、つければつけるでピチョン音でうるさくて寝ずらい。

次の日はピチョン音をなんとか静かにさせるために、Tシャツを切って一枚の長い布状にして、エアコンから水が流れてく部分に接着して、理科の実験で使うロウトのようにして、水滴が布を這うように流れさせ音を吸収させた。

結局管理会社に連絡して、対処してもらうことに。

1回目の修理では、ダクトが詰まっているからという原因らしくエアコンを分解して、ダクトの清掃をしてもらった。しかし、状態は全然解決せず2度目の修理が必要に。

2度目の修理では、室外機が原因かもしれないということで、鉄格子付きの窓の鉄格子を外し、縦40CM位の小さい窓から、修理のお兄さんが命綱をつけてマンションの壁に這い出るスタイルの修理が始まった。

映画で見たことのあるような高所から紐一本だけで、吊るされながら室外機の修理に取り掛かるお兄さん。これは相当危険な修理だ。

結局1時間程度紐に吊された兄さんが無事帰還して、その日は終了。

無事に修理ができたのか、その日から水が一切垂れてこなくなった。

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