10章 目覚めしバックパッカー旅 北マケドニア編

あっという間にコソボを出国の日になってしまい、プリシュティナバスターミナルへ。流石に荷物が重すぎるので、タクシーを呼びバスターミナルへ向かった。タクシーの運転手は終始テンションが高く「日本サイコー」とでかい声で言いながら、ノリノリのクラブミュージックを爆音でかけていた。コソボマジで最高だわ。

次に向かう国は北マケドニア。都市はスコピエという場所だ。

バスターミナルでバスを待つと、スコピエ行きのバスは人数が少ないからか、小型のミニバスだった。乗り込み出発。

天窓が付いているタイプのバスだったが、何故か私にだけその天窓から直射日光が当たる。しかもバスは当然窓閉め切りタイプのNO冷房。蒸し暑い中なんとか耐え、国境へ。

プリシュティナからスコピエまではかなり近く、1時間ほどで国境をこえた。

北マケドニアに入国した途端、道路の作りが明らかにおかしく、バスが進むたび車内がグワングワンと揺れる。ジェットコースターのようならまだしも、車のサスペンションがダメなのか、とにかくただ上下に揺れて痛いだけ。お尻に痛みを感じながらなんとかバスターミナルへ到着した。

バスターミナルにはまさかのカジノがあり、マケドニアの自由さに驚いた。

ATMでお金を下ろそうとするも何故か3000円しか下ろせなかった。カードがあまり使えないという噂のマケドニアでは相当やばい状況。現金の持ち合わせが少なすぎる。

全くわからない市営のバスに乗り、エアビーでとった宿まで向かう。今回のエアビーの決め手はなんといっても湯船つき物件であることだ。土地勘がないので、湯船があってドミトリーじゃない物件をとったのだが、これが信じられない位栄えていないエリアで周りは完全に住宅街であった。

とりあえず、荷物を下ろしレストランを探すも、そもそもレストランも少ないし、夕方なのにどの店も閉まっていてなかなか食事できるところがない。

途中でなんとかバーを見つけ、フードメニュー見せてと聞くと「NO FOOD!」

マジか。

コソボでもそうだったが、東ヨーロッパのバーは本当に飲み物しか置いてないらしく、つまみすら無い。

たくさん歩き、なんとかレストランを発見し、食事にありつけた。

ホテルに戻ってからは、数ヶ月ぶりの湯船を堪能した。(実際は途中から水しか出てこなくて焦った)

しっかりと睡眠をとり、市街探索に向かう。調べたところによると、スコピエで有名なのは「銅像」「マザーテレサ」「オールドマーケット」らしいので、この三か所をメインに据えて市街探索をしてみることにする。

まず「銅像」であるが、街の中の至る所にある。というかこれはありすぎというレベル。

たくさんありすぎて、もうありがたみなんて絶対に無い。SIMシティ初心者の序盤くらいの乱立具合である。

銅像達を抜けて、オールドマーケットに行くも予想通りお土産屋とレストランの集合体であった。非常に残念。

この国でもお土産屋は「入り口付近は値段が高く、奥へ行けば値段が下がる」システムで逆に店同士が談合とかしてないんだなぁと好感が持てる。

最後はマザーテレサだ。マザーテレサは生前にたくさんの活躍をしたらしく、コソボやアルバニアでも色々関係ありそうな場所があったが、実際の故郷は北マケドニアなのだ。

マザーテレサメモリアルパークというなんとも凄そうな名前の場所がGoogle mapにあったので移動。

到着後びっくり。特に何も無い場所に、マザーテレサの銅像が2体。客は当然誰もいないし記念館も店も普通に閉まっていた。(ちなみに次の日も訪れたが、記念館も店も閉まっていた)

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