11章 眠れる勇者と導きの隣国 深圳編③

次の日は中国の華強北へ行く。今回の旅のメインの場所だ。

華強北電子街というエリアは、スマホや電子機器の超栄えているエリアだ。ここら辺が中国のシリコンバレーと言われる所以である。

昨日と同様DIDIを使い、華強北電子街へ到着。入り口からすでにゲーミングPCみたいなギラギラとしたLEDの発光をしている。中に入ると意外や意外、かなり清潔な個人商店の集まりだった。正直タイやベトナムなどの電子系の店を想像していたが、全然違く、めちゃくちゃ清潔で店も健全っぽい雰囲気を出している。

それとなく十分ほど探索してみた感じでは、AIRPODSや電動ファン、モバイルバッテリーやドローンなどが結構売っていた。

AIRPODSは正規品と同じような状態で、一個二千円で売っていたし、AIRPODS MAXも8000円で売られていた。おそらくスーパーコピーなんだろうが。

試しに、視聴してみるとペアリングも完璧で、シリアルコードや保証期間もiPhoneから見れるような設定になっていてびっくり。もはやこれはスーパーコピーとは言えないレベルだ。音質も問題無かった。

私が欲しかったのは、車につけられるMAGSAFEの吸着器であったので、それを探す。

色々店を訪ね、最終的に値切り私と妻の分を無事にゲット。

TAOBAOという中国製品の通販の画面を見せ「君の店では同じ商品が高いね。」という決まり文句で、値切り最安で購入することができた。(この方法は香港人に教えてもらった。)

その後は、AIRPODSやiPhoneのケースを売っている市場みたいな場所に行き、商品を探す。

実際は卸売市場みたいな場所で、個別の販売はあまり行っていない感じだったが、必要な商品はゲットした。(店員はめちゃめちゃぼったくろうとしてきた。)

無事買いたいものをGETし、落ち着いたのでお上品な料理店へ。

Google MAPは使えないので、慣れないAMAPを使ってそれとなくいい店へ行く。

中国民にとっては若干高級店に行き、料理を注文。めっちゃ美味しい牛肉の炒めを食す。ビールもメッチャ美味い。

いざ会計になった時に問題が起きた。

中国では、決済がほぼ全てQR決済で行われている。現金は滞在中一度も目にしていない。その情報は中国に行く前から知っていたので、アリペイという日本でいう PAY PAYのようなものを登録しておいた。

アリペイはクレジットカードをあらかじめ紐付けておいて、アリペイで決済された瞬間クレジットカードから、引き落としがされるという流れである。

しかし、私が決済しようとした瞬間エラーが起きて支払い不能になるのである。

何度も何度も試したが、支払いエラーが起きてしまった。

どういうことだと、一度食事をしていた席に戻り検索する。

どうやら、決済エラーはアリペイに紐づけているクレジットカード会社が、中国での不正利用を検知したためだと判明。(実際は中国にいるのだが。。)

いやいやこのままだと現金もないし、食い逃げっぽい感じになっちゃうんですが。。

どうにか支払いをしなければということで色々検索をして、カード会社と急遽チャットでやり取りを行う。かなり時間をかけてやり取りをするも電話での不正利用がないことの証明での解除が必要だということで、通話での連絡をする必要があるとのこと。

私は日本の電話番号と香港の電話番号の二つを持っているのだが、日本の電話番号にかけてもらうも着信にならず、SMSで「着信がありました。」の表示だけが出てくる事態に。

なんとかスマホと格闘して香港のSIMカードの方なら、通話ができることが確認できたので担当者の方と通話し、中国ブロックを解除してもらった。

その後、無事にアリペイで決済ができて、無事にレストランからでることができた。

危うく海外で無銭飲食をすることになりかけた。

また、しっとりとした布団のあるホテルに帰り、就寝。

最終日は香港に戻るだけだったので、突然の土砂降りにあい濡れまくったこと以外に特にエピソードは無かった。

中国に行く際は公共WIFIが無いので、現地に入ってからESIMを設定することは難しいので、行く前に設定をすること。そしてアリペイの設定を終わらせておくこと。クレジットカード会社に中国に行くことを知らせることがとても重要だと学んだ。

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