10章 目覚めしバックパッカー旅 コソボ編②

朝起きて、まずは当然洗濯である。機械がやってくれるの本当に助かる。

昨日はなかなか寝付けなかったので、インターネットでコソボについてめちゃめちゃ調べた。調べた結果としては、なんだかすごく昔の教会(グラチャニツァ修道院という所)がどうやら街からちょっと外れた場所にあるらしく、その教会が世界遺産に認定されていると言うことらしい。せっかくだから行ってみようと思い、行き方を調べる。

今宿泊している施設からバスに乗り、昨日到着したコソボのバスターミナルにまず行く。その後バスターミナルから地方都市に出るバスに乗車。それを途中下車することでその教会に行くことができるらしい。

ここで1つ重要な注意点があるらしく、そのバスターミナルでその教会の名前を言うと、正確な場所で降ろされなかったり、バスに乗車させてもらえないことがあるらしい。これは昔のいざこざ(セルビア人とアルバニア人間の対立)が原因らしく、その教会のエリアに対してアンチな人がめっちゃいるらしい。

なので、その場所に行く事は伏せつつ、上手に途中下車してその教会にたどり着く必要があるらしい。

というわけで出発してみる。まずホテルの近くにあるバス停から7Cと言うバスに乗るらしいのだが、Google マップの場所に行ってもそのバス停が一向に見つからない。街の人に聞いてみてもみんな言うことがバラバラで、結局7Cのバス停は見つからなかった。

仕方がないのでバスターミナルの近くまで行ける4番と言うバスに乗るも全然行き先が違っていて、思っていた方角に全然行かない。Google Mapsではこっちの方向行くよって書いてあるのに実際は全然違う道を通ったり違う場所で降ろされたりとなんだかコソボってGoogle MAPあんまり役に立たないかもって感じた。

仕方ないから適当に降りて1キロ以上歩く選択をする。バスターミナルへ向かう途中で女性とトラックが事故った瞬間を目撃。(普通に車に当てられていた)

今日は重い荷物がないから良いものの、やはり距離がかなり長くて、もうこのバスターミナルには歩いてくるのは絶対に嫌。

バスターミナルに到着後、5番の「ジラン」に向かうバスに乗ると良いらしいので、とりあえず乗車。乗車すると料金徴収係が来た。とりあえず2ユーロ渡せばいけるだろと思ったらフリーズ。どこ行くの的なことを聞かれて慌てて途中のエリアの名前調べたら1ユーロで行けた。

世界遺産はグラチャニツァ修道院と言うところで、バスを降りたらあっさり見つかった。入場料とかは特になく、そのまま恐る恐る門の中に入ってみると、こじんまりとした修道院がある。

中に入ってみると、キリストガチ勢がたくさんいた。

中はフラスコ画と言うのか、とにかく壁画的なものがたくさんある感じで、めちゃめちゃいろいろな人物が所狭しと描かれていて、描かれていないところを探すのが困難なほど壁画がとてつもなくびっしり。しかもどれも色彩豊かでめちゃめちゃ綺麗で圧倒されるような感じだった。ツタンカーメンとはちょっと毛色が違うが、それでも圧倒される事は間違いない。これが世界遺産になるのは当然だと感じるレベルだ。

コソボでは、それ以外に特にやりたいと思えることが見つからなかったので、適当にふらふらカフェに行き、レストランでビールと食事を楽しみ、お土産を見て、珍しくシェイクを飲み、美容院に行き、と色々手当たり次第にやれそうなことを色々やってみた。

とりあえず、数日滞在してみてコソボは相当いい国だということが分かった。

現時点ではクオリティと価格のバランスで一番割安感があり、栄え具合もいい具合なので、かなりおすすめできる国だと感じた。

何せ香港に戻ったら、カフェでのコーヒー1杯が1,000円位する。コソボにいる間は0.5ユーロ(80円位)で楽しめるので、滞在中にたくさん飲んでおこうと思った。

…しかしビールも捨てがたい。

しかし、そろそろ日本食や中華などのコメを主食とした食事を楽しみたい気持ちがたかぶってきた。どこかでがっつり摂取できないものか…

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