10章 目覚めしバックパッカー旅 ギリシャ編③

久しぶりに腹痛で朝目覚めず、爽快な朝を迎える。

気分もいいので、少しベッドでゴロゴロしてから、カフェに移動。優雅にエスプレッソ&バゲットサンドを食す。食べてもお腹がグルグル言わないなんて本当に最高。改めて健康の大切さに気付かされる。(大腸&小腸よ、今まで頑張ってくれてありがとう)

明日はギリシャ出国予定なので、今日は空港までのシャトルバスの下見とゼウス神殿に行こうと計画を立てる。

ゼウス…なんとも中二っぽい響きでかっこいい。おそらく雷タイプなんだろうなぁ。と妄想にふける。

ギリシャ神話について超簡略化して説明すると、ちょっと悪い父ちゃん(神)がいて、父ちゃんが言うこと聞かない息子たち(こいつらも神)を飲み込んじゃう(すでに謎)

なんやかんやで、母ちゃん(当然彼女も神)は悪い父ちゃんに大切な息子たちを飲み込まれていたので、恨みをもつ。

ゼウス(神)を産む際また飲み込まれちゃうので、隠れて産み育てて、大きくなったゼウスに頼んで父ちゃんの暗殺を指令。

ゼウスはまず、毒薬を父ちゃんに飲ませ、父ちゃんが盛大にゲロる。この時、飲み込んでいた息子たち(神)が外に脱出(もちろん神なのでノーダメージ)

父ちゃん騙されて激おこ。ゼウスピンチ。ゼウスは仲間になりそうな、ちょっと体の変わったやつ(50の頭を持ち100本の腕を持つやつ等)を仲間に引き込むと、その仲間から最強の武器の「雷」をもらう。その雷を使って父親との大戦争に勝利し、神々の王になる。というなんともカオスな範馬刃牙見たいなストーリーである(個人的にはグラップラー派)

とりあえず大分端折ったが、実は途中父ちゃんの生殖器が息子に切り取られ、生殖器が海に落ちて、その生殖器がまた別の神になっちゃうなんてストーリーもあったりで古代ギリシア人の想像力は恐れ入るレベルである。

日本なんて近年まで、事実ばかりを述べた純文学ばかりだったのに、ギリシャでは相当昔から、ファンタジーが栄えていたんだから、本当にすごい。

と言うわけで実際にゼウス神殿に行くも、入場料金が8ユーロから20ユーロに大幅値上げされていた。

ゼウス神殿は正直見所あんまり無くて、有料のひろーい公園見たいな感じらしいので流石に20ユーロは無理。と言うわけで切り替えて、ギリシャ料理とビールを楽しみ散歩をして、明日の空港に向けたシャトルバスのチケットの買い方を抑えて終了。

ギリシャは街並みがかなり洗練されており、歩いているだけでもセレブになった気分になれるので素晴らしい。その上イタリアやフランスに比べ物価が安いので(とはいえ日本に比べれば高い)結構おすすめできる国である。

朝起きてシャワーを浴びチェックアウト、今日はギリシャからアルバニアへ向かうのだ。

空港に向かうバスに乗る前に、軽く食事を取ろうとするも、注文したものが「びっくりドンキーの3倍位の量があるケバブ」が来た。当然全部食べられるわけも無く、腹パンになりバスに乗る。バスは相変わらずギュウギュウの乗車率余裕の100%超えで、隣の人の香水がキツすぎて、うっすらと開く窓からひたすら外の空気を吸っていた。ってかエジプトもギリシャもみんな同じ香水をつけてる。(スッゲー苦手なタイプの香り)

アルバニアではティラナという首都に泊まる予定なのだが、ホテルでは無さそうで、個人が部屋を貸し出しているような場所だったので、チェックインの方法を聞こうとAGODA経由で問い合わせ。すると「君から返信ないから、他の人に貸したよ」と。その瞬間。背筋が若干凍った。

しかし、私の画面では支払い済みになっており、予約も確定画面が出ている。

もしかしたら、新規の客と勘違いしているのか?やりとりを進めていく中で、明らかに私の予約がキャンセルされているっぽい流れになってきた。

どうにもならないので、バスの中で必死にAGODAのカスタマーサポートとやりとり。

実はティラナの宿は、相手都合でキャンセルになるのが2回目だったのだ。流石に今回は腹が立ったし、しかも今日泊まる予定の宿が急にキャンセルになるなど言語道断である。その旨をAGODAに伝えて、宿とやりとりをしてもらったが結局ダメ。

「AGODAコイン(期限付きのPAYPAYポイントのようなもの)を1500円分払うので、今回の件は無かったことにしてくれ。」と言われ。

「こっちは相手都合のキャンセル2回目だし、今日宿泊施設見つけるって、当日なんていいところ全部埋まってるし、値段上がってるからそんなの無理に決まってるだろ」と言うと、「別部署に回すから待ってくれ」と。

別にAGODAが悪いわけではないのは理解している。が、このような宿を野放しにしておくと更に悪くなると思い「同等の宿をとるか、もう少し保証してくれ」と伝えると、約10000円分のコインがもらえた。

正直こんなの全然嬉しくない。なぜなら、今日泊まる予定だった宿は、「ドミトリー頑張ったね記念」で1人で宿泊なのに3部屋もあり、洗濯機付きの物件だったのだ。とりあえず、飛行機に乗るためのチェックインを済ませ、ダッシュで色々なアプリを使って予約する物件を探す。最終的にエアビー(一般人が誰かに部屋または、家を貸し出すサービス)で部屋を押さえた。少し条件が落ちてしまったが、やはりトータルの出費は一万円以上高くついてしまった。

非常に腹が立つが、いつまでもそんなことを言ってられないので、切り替えて宿では死ぬほど洗濯をしてやろうと思う。

と言うわけで今からアルバニア行ってきます。

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