10章 目覚めしバックパッカー旅 アルバニア編②

久々にWIFIが快適で何一つ不自由なことが無い生活を送れて最高に幸せな時間だ。

ゆっくりと過ごし、ふかふかなベッドに包まれて就寝。

次の日も快適なWIFIを享受し、YOUTUBEやインスタ。TIKTOKを見る。

…いかん。これはただ外国でいつも通りの生活を送っているだけだ。全然外国にいる意味がなくなってしまう。

ということで、次の国に向かうためのバスの予約をしに旅行会社に歩いて向かう。

途中であったベーカリーでピザパンやバゲットサンドを注文して3ユーロちょっとしかかからない。やっぱりアルバニア安いわーと感じつつ、調子に乗って自宅で食べる用のハンバーガーまで買ってしまった。

バスの予約が終わり、帰りは市営のバスにチャレンジしようとするも、料金の払い方がわからないので、座っていたお姉さんに尋ねる。話を聞くと中でおっちゃんに払うとのこと。(親切なお姉さんありがとう)

乗車し、中にいるおっちゃんに料金を支払おうとすると、なぜかお姉さんの分も料金も徴収され、2人分支払った。

お姉さんに「気にすんなよ」的なノリでバスの乗車券を渡すも、お姉さん定期券だった。まぁ全然ぼったくろうと言うそぶりもないし、安いからいいや。

帰り道にいいアイデアを思いつき、お土産屋でアルバニアの国旗のワッペンを購入した。ホテルに着いて昨日買ったスウェットにアルバニアのワッペンをアイロンで接着し、これでこのスウェットにアルバニア感が出た。(実際はワッペンすぐに剥がれて捨てました)

アルバニアの観光について結構Googleで調べてみるも、やはりあまり見所が無いようで、一番の売りは「ヨーロッパで一番物価が安い」と言うことらしい。数少ない観光地はある程度巡っちゃったので、無理やり行く場所を探す。

候補としては、動物園か湖があった。動物園は動物たちのやる気が信じられない位無く、どの動物も無気力というレビューが散見されたので、湖に行ってみることにする。

湖も特に何があるわけでもないようだが、なんか人が少なく自然の中に包まれてみたい気分なので、向かうことにする。

バスに乗り、結構歩くと湖についた。どうやらここはティラナパークという公園の中にあるらしい。湖は若干濁っていて、魚などは目視できなかったが、白鳥とかカモとかがそこら辺にたくさんいて、人間を全く恐れていなくてうまーく動物と人間が共存できていてびっくりした。ちなみに野良犬も大切にされており、共存していた。

公園のエリアでは、老若男女多くの人がゆっくりとした時間の中でリラックスしていて、「なんか時間の流れが遅い感じがしていいなぁー」って思った。

野良犬を追いかけて遊んでいたら、突然雨が降ってきて老若男女が一斉に公園から退避するので、私も続いて公園から出ることにした。少ししか滞在できなかったけど、今のところアルバニアでは一番の観光スポットだった。

生活の中で栄養(野菜)が足りないなと感じるので、Google mapでめっちゃ探して、グリルベジタブルを売っているレストランへ。味付けも薄めで非常に美味。そのレストランの近くには結構市街地とは違う雰囲気の路地があり(言葉悪くいうと若干スラムっぽい)

リアル盗品市のような、中古の服や靴、カバンなどを売っている露店があったので、そこでめぼしいものを探してみる。

ナイキやプーマの靴、そしてベルサーチとグッチのカバンが大量に、そして乱雑にそこら辺に並んでいる。その路地は全てが中古市場なような感じで、大量の中古品がところ狭しと並んでいる。当然英語は通じない。

サロモンとON(主に靴を扱っているメーカー)の靴が結構綺麗な状態で売っており、今履いているKEENというブランドの靴と買い替えてもいいかなぁーと思い、値段を聞いてみると60ユーロ(10000円)たけぇ。この保管状態と中古で60?明らかにぼられている感じがするので、鼻で笑って去って行くことにする。ここではどのような層が買い物をするのだろうか。そんな疑問を抱きながら階段を登り、すぐ隣の綺麗な道を歩く。

一本道を外れるだけで、治安と綺麗さがまるで違う。アルバニアもまだ発展途上なのかなと思いながら、帰路に着く。

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